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2008年08月06日

会津の旅

用事のついでに、ディズニーランド。
会津の旅

チケットは、地元スーパーのポイントでゲットしたタダ券
ハロウィーンのイベントをやっていて、なかなか面白かったです。
 
朝5時半に到着して 「早すぎたかなー」と思ったら、
入場門の前には 既に大勢並んでいました。

8:25オープン。 
園内は、どこもかしこもカボチャだらけ。
会津の旅 

昼夜のハロウィーンパレードに、エレクトリカル・パレード。
うちの子供たちは、エレクトリカル・パレードを幾度目かの来園でようやく見る事ができましたー
会津の旅 会津の旅

 
 
花火もハロウィーンモードでした。
オバケの顔の花火も上がりました♪
 
 
大きく移動して会津へー。
 
先日、お師匠様に電話をかけて・・・・・
いつかテレビで見た 「会津の水蕎麦」と「天然サイダー温泉」について尋ねたら
「それは金山町の大塩温泉と、宮古の蕎麦だよ。宮古は、村の家全てが蕎麦屋だよ。」
と教えていただきました。
 
お師匠様のご機嫌伺いにも行かなくては。
という訳で、会津を目指すことにしたのですー。

磐越自動車道からは、雨上がりの虹が見えました。
 

会津坂下からは、只見川沿いに走ります。
山道だけど、道は良い。
 
山並みは低く 大井川沿いの景色とは違う雰囲気でした。
 
ところどころで小休止。
深く呼吸して見渡すと、山々は秋色に染まりつつありました。
 

金山町の 「大塩温泉」です。
ここは、天然炭酸水のお風呂です。
入口で、1人200円以上の寸志を箱に入れたらお邪魔します。
 
早速 鉄分で赤い浴槽に入ると 「ん?」
 
白濁した湯は シュワシュワしておらずイメージとは違うぞ?
でも、何か清涼感がある。
暖かいのか 涼しいのか分からない湯だ。 
 
一緒になった地元のおじさんが、湯の流入口 でくつろいでいる。
湯の話を聞くと、「いつもこんな感じ」 だそうです。
 
おじさんからは。
「冬の降雪10m、雪は自重で圧縮されて積雪量は3m」
などと当地の話を伺い、そのうちに「それじゃあね」 と湯から出て行きました。
 
おじさんが居なくなった 『湯の流入口』 に手を寄せると 『あっ!』
手が泡を まとい始めました。
 
湯が出てくる所を見ると、シュワシュワーー♪
絶えず細かい気泡が噴き出してる!


備え付けの 赤く古びたコップですくって飲むと、
口の中で細かい気泡がシュワシュワはじける。
 
紛れもなくサイダーだ。
暖かいサイダー、これは面白い!
 
この素晴らしい湯に、「カラスの行水」 と言われる私も、長湯でくつろいでしまいました。
 
湯を堪能したら、休憩室で家族と合流。
 
カミ様は、地元の人から、
「ダム建設前は、もっと川に近い低い場所に温泉があった。」
「ダムが出来てから湯が濁る様になり、湯温も低くなった」
という話を聞いてきたそうです。
 
「昔は、道沿いに 「サイダー水」が湧出していた」
「道路拡幅工事と共に、そういう場所はほぼ無くなった」
という話も聞きました。
 
「今も山の中には涌いている場所があるはず」だけど、
誰も行かないから藪になってしまい 「もう分からない」 との話もありました。
飲んでみたいですねー、人知れず山中に涌くサイダー♪
 
 
風呂場のおじさんから教わった、山中のソレとは別の
今もサイダーが湧出している井戸を目指し車を走らせます。

ここが入口。
すぐに井戸は現れます。
 
井戸の中を覗き込むと、2m下に水面がある。
肝心のサイダー水は、ものすごい勢いで噴き出してます。

1人先客の男性が居て、ひも付きのやかんを落としているけど上手くすくえない様子。
なかなか汲めない男性に代わり、私がすくってあげると、
男性はコップに注いでサイダー水を飲み 「これは甘い!」と満足してました。
 
因みに、この井戸は「上部が常にオープン」 に成っており、飲用に適しているかは分かりません。
飲むのは自己責任でしょう。

私は口に含む程度にしましたが、水は甘く、口の中を気泡が刺激し 素晴らしい水でした。
 
井戸の近くに、この天然サイダーを瓶詰めして販売している工場があります。
関心のある方は、買い求めると良いでしょう。
 
 
 
天然サイダーの井戸から少し車を走らせると、
会津藩の番所跡【福島県指定重要文化財・叶津番所】 があります。
番所の戸を開き、中に声をかけると お師匠様が現れました。

「あれ! 静岡からわざわざ大塩温泉に入りに来たのー!?」 と笑っていましたが、
家族みな招き入れていただき、火の入った囲炉裏を囲み 貴重な話を伺いました。
 
250年もの長きにわたり、往来する人々を見続けてきた建物の中は、
農家なのに上段の間の奥座敷があるなど武家屋敷みたいになっており、
囲炉裏に火を入れて燻さないと、一週間で萱の屋根に虫が入る話や、箱入り娘の話、
囲炉裏の火の燃し方など、とても楽しい一時となりました。

叶津番所は宿泊できます。
当地の文化や歴史に興味のある方は、県指定重要文化財に泊まってみてはいかがでしょうか?
 
 
 

お師匠様に見送られ、車は喜多方市山都町の宮古集落を目指します。
途中、JR磐越西線の山都駅に停車している 【臨時快速「SLばんえつ物語」】を発見!

大きい機関車だなー。
カメラマンと話をしたら、大井川鉄道の蒸気機関車の2倍の重量はあるそうです。
 
 
黒煙をあげて力強く走っていくSLを見送ったら、再び宮古に向けて出発。

車は脇の細道へ曲がり、黒い実をつけた蕎麦畑が目に付くようになると、
宮古の看板が現れ、山の中に突然蕎麦の集落 「宮古」が出現する。
 
お師匠様の言ったとおり、33数軒のうち12軒が蕎麦屋。
道から見渡すと、どこを見ても蕎麦屋です(笑)
 
 
まずは、「権三郎」の暖簾をくぐる。
店の入口・・・と言うか玄関!
農家の家屋を改装して、店にしているのが分かります。

元々は、蕎麦好きが集まって会員制で蕎麦を楽しんでいた店との事。
店の中には、熊の皮が吊るされていた。
 

出てきた蕎麦は白く、腰も風味も申し分なし。
添えられた天麩羅は、塩味の紅葉・舞茸・桑の葉・胡麻の葉。
どれも癖が無く、大変美味しゅうございました!
 
 
 
続いて、「なかじま」 にお邪魔する。
この店は 「水蕎麦」の元祖であり、会津 「桐屋」店主で 福島の蕎麦を広めている
観光カリスマ 唐橋 宏さんのご実家だそうです。

何せ、この店の水蕎麦が食べたくて食べたくて。
出されたお蕎麦を水につけ、すすって飲んで驚いた!
 
美味い、美味すぎる!
今まで食べた事のない蕎麦の味です。
 
水蕎麦は、蕎麦の歯応え・味・喉越しの全てがダイレクトに伝わってきます。
これは良質の蕎麦は勿論のこと、この美味い水があってのものでしょう。
 
単に 『水に浸ったお蕎麦』ではありません。
これは本当に驚きたまげました。
宮古に来てよかった。
 
余談ですが、宮古は地形的に米作りが困難であり、
昔は蕎麦を主食にしていたそうです。
ですから「ご飯食べないと大きくなれないよ」 感覚で、
無理やり蕎麦を食べさせられた子どもも多く、
蕎麦は打てるけど、蕎麦嫌いな人がいくらか居るようです。

この様なエピソードがある程、「蕎麦」はこの集落の暮らしと密接した食べ物だったのですね。 
 
 
 
蕎麦で膨れたお腹を抱え、
車は今宵の旅籠 喜多方市の 「あづま旅館」へ直行しました。

チェックインを済ませたら、大風呂で汗を流し、
家族全員 布団で昼寝 (爆)
 
むくっ♪

目覚めたら、既に辺りは真っ暗け。 
「どうする~?」  
「馬刺し 馬刺し~♪」
 
という訳で、旅館近くの呑み屋さん 「田舎屋」へ入る。

私は、野口英世の千円札一枚で楽しめる 「英世ちゃん deはしご酒」セット+地酒。
家族は、馬刺・馬ハツ・モツ煮・手作りコンニャク などをいただきました。
こちらの 馬モツ鍋は美味かった。
いやぁ~軟らかさも味付けも最高でした♪
 
 

飲んだ後はラーメン。
時間が遅かったので殆どの店はやっておらず、 来夢(ライム)の暖簾をくぐる。
チャーシューと軟骨炒めは美味しかったけど、他の店にすればよかった。
 
宿に帰ったら、家族は夜遅くまで盛り上がっていたみたい。
私は、翌日に備えてオヤスミナサイ。。。
 
**********************************************************
 
パチッ♪
 
翌朝は、私だけ爽快な目覚め♪
そーっと部屋を抜け出し、早朝の喜多方市街 裏通りをペタペタ走ってみた。

色々な蔵、レンガの煙突が目に入る。
まだ町は眠っており、ひんやりとした空気が気持ちいい。
 
 
走ったら腹減った。
朝風呂で汗を流したら家族を起こし、宿近くの 「まこと食堂」で朝ラーメンをいただく。

暖簾をくぐったら、お客さんがいっぱい!
少し待ったら、席に通され、ラーメン並と大を1つずつ注文しました。
 
味とは関係ない話ですが、こちら店員さんは明るく、
客さばきも見ていて気持ちがいい。
小分けの器は湯で温められ、
滞在中は終始もてなされている印象を受けました。
 
お腹を満たして外に出ると、入店時には無かった人の行列。
並んででも食べたくなる気持ち、今の私には分かる分かる。
 


宿に戻ったら荷をまとめる。
宿のご夫婦に見送られ、車は喜多方市内の蔵の名所 「おたづき蔵通り」に向け出発します。

車は、写真左の 『馬車の駅』駐車場にイン。
地酒がズラリ並ぶコーナーがあり、美味しそうな地酒を買い求めました。

その足で写真右の小原酒造を見学。 
暖簾の脇に、杉球が下がっています。
 
この杉球は 酒蔵の看板みたいなもので、
杜氏が酒を仕込んだ時に「青々とした杉の葉」で杉球を作ります。
杉球の色があせて茶色になると、仕込んだ酒が「飲み頃」を迎えたことになります。
んで、以後この杉球は玄関軒下に吊り下げられ「酒があります」という看板代わりとなるそうです。

     役目を終えた杉球 
 
 
小原酒造では、会津美人の娘さんが酒蔵を案内してくれます。
『一度に炊かれる米は、電子ジャー○○個分』 などと、小ネタを交えて案内してくれます。
楽しいですよ!

          酒蔵の中


タンクの上に「BOZE」のスピーカーが見えますか?
ここから、醸造過程の お酒に向けてモーツァルトを流すそうです。
他にも北島サブちゃんとか、他のクラシックを流して醸造したけれど、
モーツァルトを聴かせたものが一番良かったそうです。
 
土産に 『蔵粋(クラシック)』という吟醸酒を買い、旅後の楽しみとしました。
 
 
 

小原酒造向かいにある喫茶店 『豆○(マメマル)』の味噌ソフトクリームです。
バニラの味と、味噌の風味とのバランスが秀逸で、
珍しいから良いのではなくて本当に美味しかった。
 
 

蔵の下部には、ネズミの玄関みたいな 『通風口?』があります。
子ども達には 『ジェリーの玄関みたいー』とウケていました。
 

蔵馬車の登場です。
馬は当年16歳、車体の操作席にはブレーキペダルなどが装備されていました。
馬車の駅で休憩し、ニンジンを食べ水を補給したら出発していきました。
馬さんガンバレ!


馬車を見送ったら、喜多方最古のラーメン店 『源来軒』で 喜多方ラーメンの〆。

16年振りに訪れた減来軒でしたが、店のおばさんはそっけなく、
店内の壁は、著名人の色紙に埋められていた。
 
喜多方ラーメンのルーツの味を堪能したら、喜多方を後にしました。
 
 
 

喜多方からは南に向かい 『大内宿』を目指す。
途中から 『大内宿こぶしライン』に乗って更に南下。
 
 

ひと山を越えると、大内ダムが現れる。
ロックフィルダムの湖畔は、初秋らしい穏やかな景色。
ダム堰堤から少し下ると 大内宿なのだけど、
ここで渋滞にはまる。
車内で、スルメのゲソを一時間ほど噛み続けたら駐車場に入る事がでけた。
 
家族は渋滞突入直後から、先に歩いて大内宿を堪能。
私は1人1時間遅れで大内宿に入りました。
  

にぎやかですなー。
茅葺屋根の建物が両側に並びます。
これ皆、土産or飲食店。
 
大人気の、葱を箸代わりにして食べる高遠蕎麦の 『三澤屋』は、
順番待ちの人だらけで、今並んでも食べられるのは遥か後。
店の人は何人か玄関土間を行き来してたけど、新しい客が何人か暖簾をくぐっても、
「いらっしゃい」の一言も聞かれず、一瞥すらくれないのですな。
 
 

街道脇の水路には、飲み物が冷やされ雰囲気満点。
山葡萄のソフトクリームは、やさしい味で美味しかった。
 

色々食べて食べて飲んで食べて、自分への土産に『蕎麦猪口』を買い求めた。
 
すると、突然宿場にあの鐘の音が響き渡った。
左下の写真のやぐらから流れてきたのは『キーンコーン カーンコーン♪』
 
小学校のアレ、ウエストミンスターの鐘の音でした。 

って、なんでやねん!

 
でも面白いからいいか
 
大内宿を出たら、近くのスーパーで買い物。
地元ならではの物が色々あって楽しかった。
 
スーパーを出たら、白河IC から東北道に乗って用事を1つ済ませたら直帰。
途中、宇都宮手前が大渋滞していましたが、その他はスムーズ。
 
楽しかったなー、また来たいなと思いました。


                         


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Posted by egi-bin at 21:25 │

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