餌木ビン乏！

アオリイカと泳いできたよ！

噂に聞いた場所を目指し、水着姿で山を登る。
ヨイショヨイショ・・・


山の鞍部に立つと、綺麗な海が眼下に広がった。
落石に気を付けながら下っていくと、ほどなく海岸に立つことが出来た。


大岩の下がトンネルになっている。
シュノーケルを着けて、まるこちゃんとトンネルの下へ入ってみた。


ライフジャケットでプカプカ浮かんで海中を眺めてみると、
そこはもう、小魚の水族館状態でした


一旦陸に上がろうと思い、岸近くの海をのぞくとアオリイカの新仔が漂っていた(左写真の左下)
カメラを向けると、足先をピンと伸ばしてこちらへ向け、直後横を向いて泳いで逃げてしまった。
　
沖の大岩まで行ってみることにした。
段々と海は深くなり、海底が遠く暗くなっていく。
どこにも居るサンノジに加え、大きな魚が増えてくる。
イシダイ、尺オーバーカワハギ、大きな根魚が海底を突付いている。


先に、沖の岩にたどり着いて休んでいると、海底を見ていた奥さんが騒ぎ出した。
「大きい大きい！ヒラメヒラメ！！」


言われてのぞくと、海底に大きなヒラメが見えた。(写真中央に見えますか?)
奥さんと上の子が「二枚居た！」「動いてた、ムッチャクチャ大きかった！」
と興奮して話していた。


再び岸へ戻ると、水面直下にヤガラの子、海藻の中にはハコフグが見えた。
ベラやカゴカキダイ、名前の分からない黄色や白い魚も綺麗でした。
　
波打ち際にたまっているフグを見ながら流れていると、アレッ？

周りはアオリイカの新仔だらけでした。
ズラーーーーーっと並んだ新仔は警戒しているのか、
みんな、足先を伸ばして私の様子を見ている。

私は、何もしないで一緒にプカプカ浮かんでいたところ、
段々脇見をする新仔が現れた。


そのうち、私が気にならなくなったのか、私の目の前まで漂ってきたり。


私の下に群れが来たり。


最後には、私は新仔の群れの中に居ました。
新仔の背中、メラメラと光が明滅して幻想的でした。