2015年07月24日
夏イワナ 2015

久々の釣りですよ!
台風後の増水具合が気になるけど、肩に食い込む荷物を背負って、4人でトコトコ山を登る。
急坂を4時間かけて登り切り、崖を下って入渓。
冷たく押しの強い激流をザブザブ渡れば、沢水に 身も◯◯も引き締まる感じ(^^;
その後も、這って岩穴をくぐったり乗っ越えたり、押しの強い流れに耐えて渡渉したり、落ちたり流されそうになったりしながら進むことになります。
遡行を始めて間もなく、竿を振りながら行くことにしました。
テンカラ初挑戦のDちゃんを見ていたら、すぐに狙った所で狙った魚をキャッチしていました。
テンカラは初めてでも、エサ釣りの経験豊富だから、どう釣ったらいいか分かってますね( ̄▽ ̄)!
少し上では、名手Oさんの手ほどきを受けながら、渓流釣り未経験のUさんが毛鉤釣りに挑戦しています。
凄く誠実な方で、教わったことをグングン吸収しています。
そのうちに、流れを横切る倒木越しに良型岩魚を掛け、倒木の下をくぐり流れ下って逃げようとする岩魚を、竿を『つ』の字にして耐えて頭の向きを変えさせて、上流側へ浮かせました!(お見事)
でも、寄せた岩魚を、倒木の上からお助けキャッチしようとした私が取り逃がしちゃいました。
んー。
大きくなって帰っておいで♪
(゜゜)☆C=(_ _)qコラ!
遡行を続け、目的のテン場に到着したら宿作り。
テントにかまど、快適なねぐらの完成です。
そして、食材調達の釣りに取りかかったのですが、日が沈んだら、岩魚の姿が見えなくなりました。
あらら、何とかならんかなーと思い、毛鉤ケースの中をのぞくと、あれっ?
ケースの中に、胴に派手なものを巻いた毛鉤を見つけました。
もしかしたら、渋い岩魚にアピールするかも?
そう思って毛鉤を取り替え、岩魚の付き場の上手で、誘って誘ってブレーキ掛けつつ流すと岩魚様が飛び出してきました。
その後、数匹を追加したら調達おしまい。
これで晩御飯にありつけそう(^o^)ノ
さて、急いで戻って焚き火宴会の準備です。
Oさんが作ってくれた、岩魚の薄造りが美しい。そしてとても美味しい!(^o^)
Oさんは、大〜きな桶に入った源流岩魚チラシ寿司も作ってくれました。
みんなで回し食い、これはたまらん!
焚き火で焼き上げた岩魚も、本当に美味しかった。
Oさんの『家で焼いても、この味は出ないんだよね』には同感です。
DちゃんもUさんも、とても満足してました。
私は酔いが回り、お先に失礼して寝袋へ。
でも、沢の音が大きいので、大雨に見舞われる夢を見て何度も起きてしまいました。
朝方は熟睡。
外の話し声で目覚め、まずは岩魚の炊き込み御飯作り( ̄▽ ̄)
Dさんが入れてくれた美味しいドリップコーヒーをいただきつつ釜の番。
クスクス♪
実は前夜Oさんが魚を切って置いてくださったので、調理は簡単超極楽なのだ。
皆さん、器の中の岩魚の頭に睨まれつつ召し上がってくださいました。
さて、今日も快晴、暑いくらい。
各々竿を握りしめて、上流を目指します。
今日は、昨日よりも魚が見えるね。
付き場の癖は何と無くつかめたので、そう云う所を重点的に攻める。
私は、テンカラの鬼•榊原氏からいただいた毛鉤を使ってみました。
おや、魚がたまらず飛びついてくるよ。イイ型の岩魚が釣れました(^o^)
皆さんも竿を曲げてます。今日もいい日になりそうです……と思ったら、急に日が陰り、山の上方を見ると、白い緞帳の様なものが、段々と降りてくる。
その白い緞帳の正体は霧雨。間も無くシトシト雨となりました。
既に増水気味の沢なので、目前の遡上止めの滝壺に後ろ髪を引かれつつも、その時点で釣りをやめ踵を返すことにしました。
テン場に戻ったら日が差してきた。
Uさんが沢そうめんを茹でてくれたので、みんなで頂きました。
沢にはやっぱりそうめんですね。その美味しさに箸がすすみ、お腹いっぱいになりました。
帰路では、崖場で華麗なZ法の登攀術を披露し(←皆さんご迷惑おかけしましたm(._.)m)、御三方の後をヒーヒー言ってついて行った私なのでした。
病み上がりで心配でしたが、美味しくて楽しい2日間になりました。
皆さん、お世話になりました。